Case
導入事例
確かな根拠×柔軟な分析で広げるまちづくり
行政と連携しながらまちづくりをする取組に、Datawise Area Marketer をご活用いただきました。
- 都市の大規模開発において、継続的に人の流れの変化を捕捉する手段を確立したい。
- 人流分析ツールの活用により商圏(居住地・勤務地)、交通量、属性情報等の網羅的な情報を捉えたい。
- タイムリーな分析により行政への情報共有もスムーズに。あらゆる施策の効果測定が可能に。
網羅的かつスピーディーな行政連携
初めに、人流分析ツールに対して興味を持たれた経緯について教えて頂けますか?
我々NTT都市開発、NTTアーバンバリューサポート、NTTアーバンソリューションズ総合研究所の3社は、同じNTTアーバンソリューションズグループの兄弟会社になります。主に自治体様の施策の提案や運営などについて、3社で連携をしながら行っております。
中国エリアでは広島市内の複数の新規開発案件に関わらさせて頂いておりましたが、その第1号として「ひろしまゲートパーク」の開発がスタートしていました。
我々としては広島市を象徴する場所の大きな転換を担っていた中で、「人の流れがどう変化するのか?」をより精緻に捉えることで、その情報を更なる開発にも活かしていく必要があると考えていました。そんな中で、ドコモの方から Datawise Area Marketer を紹介いただき、システムを試させて頂きました。。
ありがとうございます。
Datawise Area Marketer に触れられた際の第一印象など、覚えていらっしゃいますか?
NTTアーバンバリューサポート 中国事業部 中上様第一印象としては、「使い勝手が良さそう」と感じたことを覚えてます。
それまでは、市内の商業施設の会員カード情報に基づいてその施設の中での人の動きを分析したりしていましたが、それに似た形で非常にフレキシブルな分析が出来るなと。
またそれ以上に、 Datawise Area Marketer は施設を限定せず、全国どこでも分析できるという点には驚きました。
これまで単一施設に閉じて分析していたのに対して、施設ごとの人の動きを比較することでそれぞれの相関性を確かめるなど、発展的な使い方が出来るという点がとても印象的でした。
とても印象的だったんですね。
では、最終的に Datawise Area Marketer を導入されるに至った決め手は何だったんでしょうか?
我々にとって必要なのは、「行政に対して人流分析に基づく連携や提案をする」事でした。
そういう点において、Datawise Area Marketer は商圏(来訪者の居住エリア・勤務エリア)や交通量、属性情報など、カバーできる情報が網羅的だった点が非常に大きかったです。
加えて、時間軸・空間軸においてとても柔軟に、スピーディーに分析結果を抽出できるという点においても、行政と連携するうえで扱いやすそうだなと判断しました。
直感的な操作と高精度AI推計
ありがとうございます。
では今、Datawise Area Marketer をどう活用してますか?
主に、ひろしまゲートパークの来場者数の把握です。公園内のオフィスで、私(上元)が操作し分析しています。
特にマニュアルを見なくても操作できるので、とても扱いやすいですね。
定例的に月次で行政へ報告もしています。
では、実際に使って感じられた Datawise Area Marketer の魅力を3つ教えてください。
- 簡単で直感的なデザイン。マニュアル不要で使えるのはストレスが無くていいですね。
- 推計値の根拠が明確。ドコモのGPSデータによる推計なので、ソースデータのボリュームが多く、関係者への説明もしやすいです。
- 推計値の高い精度。AIアルゴリズムが常にアップデートされていくのでより信頼性が高まります。
数値上の因果関係から、影響度の高い施策を作り上げる
ありがとうございます。
では最後に、いま描かれている未来について、教えてください。
これまで運営面において、いろんな人の動きを分析してきました。
こうした分析結果から因果関係を見い出して、より影響度の高い施策を勘案し打ちたいと思っています。
また、広島市以外の他の都市についても展開できる面は非常に大きいと思っていますので、更に色んな都市においてもまちづくりに寄与できるような提案を行っていきたいです。