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スマホの位置情報から人流情報を取得!マーケティングに役立つ分析ツールとは?
現代、老若男女誰でも日常的に肌身離さず持っているスマートフォン。そんなスマートフォンの位置情報データがマーケティングに活用されているのはご存知でしょうか?弊社の提供する人流分析ツールDatawise Area MarketerはNTTドコモが提供するdポイントクラブの会員の位置情報を独自に開発したAIで分析し、可視化することで、あらゆるマーケティングに活かしていただくことが可能です!
本記事では、Datawise Area Marketerを導入することで、スマホの位置情報からどのような情報を得られ、それが実際にどのように活用できるのかを徹底的に解説します。
Contents
スマホの位置情報からわかること
スマートフォンの位置情報データからわかるのは、“所有者がどこにいるのか”だけではありません。正確には取得した位置情報を分析することで単なる位置情報ではなく、以下のような情報を取得することが可能になります。これらは実際にDatawise Area Marketerで取得できる情報になります。
- 性別
- 年代
- 位置情報
- 世帯構成
- 年収
NTTドコモのdポイントクラブは現在9,600万人以上(*1)の会員数を誇り、それぞれの細かな属性をも把握することが可能となっています。その全会員の中からおよそ900万人以上に実施したアンケートによって、一部の世帯構成や年収なども取得することができ、そうしたビッグデータをAIで分析したデータをご覧いただくことができるというわけです。
では次に、これらの情報をどのように活用できるのかを解説していきます。
※1… 2023年12月現在
スマホの位置情報データをマーケティングに活かす
スマートフォンを所有する人の属性を把握できることは前項でお分かりいただけたかと思いますが、人流分析・マーケティングの観点で見れば以下のような情報を把握出来ることになります。
- 顧客属性・ターゲット分析
- 商圏分析
- 回遊情報・ニーズの把握
- 時間や経年による変化
これらをそれぞれ分析することももちろんですが、掛け算することで何倍にも効果を発揮します。例えば、顧客属性を把握した状態で商圏分析を行えば、どんな属性の顧客がどのエリアから訪れているのかを知ることができ、商圏の経年変化を見れば、変化した(またはしなかった)理由などを明確にすることもできます。こうした情報を一度に分析できるのが人流分析ツールになります。
ここに挙げた4つはどういった情報を得られるものなのかを1つずつ解説していきます!
1. 顧客属性・ターゲット分析
任意のエリアに集まる人の性年代や世帯構成、年収などの細かな属性情報を把握することができます。つまり、店舗を経営している方であれば、自店舗に集まる人のこうした属性情報を得られるということになります。そうして取得したデータをさらに分析していくことでターゲットの分析にも活かせます。
2. 商圏分析
位置情報が把握出来るということは商圏を知ることが可能になるということです。任意のエリアに来訪する人たちは、どのエリアから集まってきているのかを把握することで、今後集客するために、どこにアプローチすることが効果的なのかを思案することができます。
3. 回遊情報・ニーズの把握
回遊情報とは「来訪者がどこから訪れて、次にどこへ向かうのか」のことを指します。これによってわかるのは、来訪者のニーズです。ニーズを理解することで、より利用者にとって有益なサービスを提供できることに繋がり、結果的に売上の向上などを見込めます。
4. 時間や経年による変化
人が多く集まる時間や、逆に少ない時間などをそれぞれ分析することも可能です。さらには1週間前や1ヶ月前、1年前とはどのように変化しているのかなども把握することができます。
スマホの位置情報データを活かせる業種と実用例
ここからは実際に弊社のDatawise Area Marketerを導入いただいているクライアント様を参考に、位置情報データはどのような業種に向いているのか、そしてどのように活かせるのかをご紹介していきます。
- 流通小売業・飲食業
- 不動産・デベロッパー
- 自治体
関連記事では、実際に導入いただいた感想などをインタビューしていますので、是非合わせてご覧ください!
流通小売業・飲食業
流通小売業・飲食業の場合では「出店候補地の選定」「競合調査」「広告」などでご活用いただけます!
出店候補地を選定する場合は、そのエリアの需要を把握することから始めるかと思います。男女どちらが多く集まる場所なのか、どの年代の人が多く集まる場所なのか、昼間人口と夜間人口の違いや居住者と通勤者の割合などなど、挙げればキリがないですが、こうした情報を分析するのにDatawise Area Marketerは非常に適しています。これらは出店エリア選定時だけでなく、出店後のマーケティングにも必要な情報となるでしょう。
そして、自店舗のみならず、近隣の競合店の情報も同じように得ることができます。こうした分析が行えることで効果的な宣伝・広告の展開にも役立つことができます。
株式会社プロントコーポレーションの導入事例
不動産・デベロッパー
不動産・デベロッパーの場合では、売りたい建物や運営する施設の情報、また開発段階に必要な情報を得ることができます!
施設全体の来訪者情報などを得られることでテナントにとって有益な情報を共有することができれば、施設全体の売上UPにも貢献できるほか、新規のテナント獲得にも役立てることができます。そして、細かな来訪者属性が取得できることにより、マンションや施設などの開発にも貢献できます。
実際に、施設運営やリース事業、PPPやPark-PFIなどを行う大和リース株式会社での導入事例をご紹介しますので、是非参考にしていただければと思います!
大和リース株式会社の導入事例
自治体
自治体の場合では、主に観光関連や防災関連などでご活用いただけます!
コロナ禍をきっかけに、近年では人出に大きな変化がありました。とくに県外からの来訪者が多い観光地などでは例年に比べて客足はどうか、ここ数年でどのような変化があったのかなど、しっかりと可視化し、分析しておきたい状況にあるかと思います。そうした経年での変化を把握することはもちろんですが、回遊情報の分析などから観光スポット全体の活性化も見込めます。そして、いつ起こってもおかしくない大地震や、そのほかの災害に対してハザードマップを作成する際にも人流データが活用できます。
また、Datawise Area Marketerを導入いただいた岸和田市のようにスマートモビリティの課題に対してご活用いただいているケースもございます!
岸和田市の導入事例
徳島市の導入事例
スマホの位置情報データはあらゆることに活用できる
本記事ではスマートフォンの位置情報データを活用したマーケティングについて解説させていただきました。Datawise Area Marketerでは現在2週間の無料トライアルも実施しておりますので、是非実際にご使用いただき、皆様のマーケティングにご活用いただければと思います!製品については こちら の記事でさらに詳しくご紹介していますので、合わせてお読みいただければと思います!