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人流データを活かしたまちづくりとは?実際の活用方法などを解説!
まちづくりとは端的に説明すると、都市や地域の発展や改善を目指す活動で、公共施設や交通インフラの整備、住宅や商業施設の建設、公園や緑地の整備などが含まれます。地域の特性や課題を理解し、地域住民らと自治体などが協力しながら行われます。
近年ではまちづくりに人流データが活用されることが主流となりつつあります。本記事は、まちづくりにおける人流データの必要性や、活用方法などを解説していきます!
Contents
まちづくりに必要?人流データとはどんなものか
まちづくりと言っても様々ですが、例えば公園を新たに建設しようと考えた場合一番初めに考えるのは場所の選定です。また、大型のマンション建設なども同じことが言えると思います。では、それらの建設場所を選定する際にどのような情報が必要でしょうか?
- そのエリアにはどのくらいの住人が住んでいるのか
- 平日と休日では人流にどのような変化があるのか
- 地域住民の属性や世帯構成・年収はどのくらいなのか
- 日ごろの交通量はどのくらいなのか
などなど、考慮すべきことがたくさんあります。
そこで注目されたのが「人流データ」です!
人流データとは
改めて人流データとはどのようなものなのかを簡単に解説します。
人流データは人々が「いつ」「どこで」「どんな動きをしているのか」をスマートフォンの位置情報データなどから解析し、可視化したものになります。弊社のDatawise Area Marketerは、NTTドコモのスマートフォンアプリの位置情報データを独自開発のAIで解析したもので、任意のエリア・時間にどんな属性の人がどのくらい居て、その人たちはどこから来たのか、次にどこへ行くのかなどの情報を簡単な操作で取得することができます。
人流データに関する詳しい内容は以下の関連記事でご確認ください!
また弊社のDatawise Area Marketerに関してはこちらで詳しく解説しております。導入事例なども掲載していますので併せてご覧ください。
まちづくりでの人流データ活用方法
大型マンション建設計画を行なっている場合
大型マンションの建設を考えているデベロッパーや建設業者で、人流データを活用し調査を行うケースがあります。建設予定地周辺の人口動態調査はもちろん、ターゲットの年収や世帯構成を知ることで間取りや価格の設定などに役立ちます。また、実際に工事を行う場合に必要となってくる交通量の調査も行えますので具体的なプランニングの際に活かすことができます。
中心市街地の活性化計画を行なっている場合
シャッター商店街や空きテナントの多い商業施設などの活性化を目的としても人流データが用いられるケースがあります。対象となる消費者のより細かな属性や回遊パターンなどを可視化することで今後の施策に活かすことができ、店舗運営者やこれから開業をしようとしている方へのアドバイスなども行えます。そうした施策が結果的に中心市街地全体の活性化に繋がります。
インフラ整備を行う場合
道路整備や公園建設などを行う、または検討している場合も人流データが活躍します。道路を例に挙げると、現状の課題を洗い出す際に混雑状況や時間帯ごとの利用状況を知る必要がありますが、そのようなデータをこれまでは人が集計していました。その場合、正確性やコスト面での課題もありましたが人流データであればより正確に瞬時に集計することが可能です。
まとめ
まちづくりにおいて人流データをどのように活用するのかをイメージしていただけたかと思います。現在抱えている課題や問題を解決できることもありますので導入をご検討されてみてはいかがでしょうか。人流データはまちづくり以外にも、店舗開発・運営や施設運営、観光・商業振興や防災などにも利用されています。Datawise Area Marketerの公式サイトでは実際の導入事例などもご紹介していますので是非ご参照ください!